遂行技2つ
ドリュウズ
じしん/ドリルライナー
このように、タイプ範囲が被る技を、単体攻撃と範囲攻撃で2つ用意することで攻撃の筋を増やすことができるポケモンがいる。
例
注目するところは、シャンデラとユキノオーの縛り関係。
一見するとシャンデラがユキノオーを縛っているように見えるが、シャンデラの技構成がねっぷう/シャドーボール/まもる/トリックルーム(最メジャーな構成)、このように遂行技がねっぷう(範囲技)しかない場合、コジョンドのワイドガードでしのがれてしまう。(この場面ならばユキノオーのふぶきもブルンゲルのしおふきも防ぐことができるのでさらに安定する)。よってシャンデラはユキノオーを縛っているとは言えない。
ここで、仮に、相手が「ワイドガードでねっぷうを防ぎユキノオーに行動させる」という筋を立ててくれるのであれば、それをついて単体攻撃の「だいもんじ」でユキノオーを倒すことができる。
技スペースの都合の話もあるが、「シャンデラは炎技ねっぷうのみ」「ガブリアスはじしんでしかバンギに打点がない」「ユキノオーはふぶきを封印してしまえば氷技が撃てない」といった固定観念から行動を絞っているパターンは非常に多い。その隙をついて倒すのに、ワイガ対策の単体攻撃、この指対策の範囲攻撃を両方搭載すれば小回りが利く。
例
ドリュウズの「ドリルライナー」はトゲキッスの「このゆびとまれ」に吸われてしまいテラキオンを殴れない→ドリュウズの「じしん」ならば対応できる。地面技が「じしん」だけだとワイドガードで地面技を封じられてしまう。そのどちらにも対応するために「じしん」「ドリルライナー」を両搭載する。
例
自分:ガブリアス
相手が、「ガブリアスのバンギラスに対する打点が地震しかない故にワイドガード安定」と思いこんだ隙をついて、「かわらわり」でバンギラスを一撃で倒す。
例
自分:ユキノオー
相手が、「ユキノオーはガブリアスを吹雪でしか倒せない故に、エムリットで吹雪を封印してしまえばガブリアスは安定して動ける」と見て、ガブを動かした時に「れいとうビーム」でガブを殴る。